熱は血流によって体の隅々まで運ばれます。
『体が冷えている』ということは『血流が悪くなっている』ということです。
血液には細胞に酸素や栄養を運び、そして細胞を修復する物質を運ぶという働きがあります。
血流が悪くなれば、こうしたものが細胞に供給されにくくなります。
絶えず傷つき、壊れている細胞の修復が行われにくくなり、老化が早まってしまうのです。
また体が冷えていると基礎代謝のレベルが落ちて、
体が消費するエネルギー量が低下します。
そして、食事で取ったエネルギーが余りやすくなり、脂肪がつきやすくなってしまうのです。
冷えは体の各所で起こり、そこに本来あるべき血流や温度が保たれなくなるため、機能が落ちたり熱のかたよりによって不調が生じます。
体のどこが冷えるかで、不調の出方も様々です。
また運動不足や不規則な生活など、冷えをまねいた生活習慣が他のの不調の原因になってしまい、不調をさらに悪化させています。
次回は冷えによる不調についてです。
月瀬ゆり